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広島市内、冠水注意でした|羽毛ふとんを選ぶ。

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昨日のブログで…

台風の影響もいまのところあまりないようで

小雨がぱらつく程度の広島市内です。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

なんて言っていた自分を、夜中土嚢を運びながら笑いました。アッハッハ。

ま、結果的には大丈夫だったのですが…

昨晩はスゴイ雨。

午後10時半、胸騒ぎがして(笑)店に行きました。

当店前のT字路はくるぶしくらいまで水が…店内浸水にリーチ状態(笑)

お店の前で”おむかいさん”に遭遇。

まくら職人「ひどいですね~。緑井の水害のときみたいですね。まだ降るんですか?」

おむかいさん「(気象レーダーで)まだ赤いところ(大雨のゾーン)が来てたよ」

まくら「えーっ、まだ降るの?ヤメテ(笑)」

店内に入り、店頭入り口を確認



湿っとる?ん?



ヒタヒタっと、浸っとるわ―。閉店ガラガラ、ワォ!!(笑)

とりあえず、商品を高いところに避難させまして…

その後、土嚢出動(笑)



↑当然、明るくなってからの写真です(笑)

夜中、大雨に打たれながら肉体労働です。

エエ年してドロンコ、ビチャビチャです。もう笑うしかない(笑)

というか、心の余裕がなくなるとイヤなので…ヘラヘラ笑ってました。

そして、朝…



何ともなかったです。助かった。

ここで、水があふれてくる時の前兆を少々。

幼少期から回数経験してるので(笑)間違いないです。

  1. トイレの水位がなぜか下がる。
  2. 下水がゴボゴボ音を立てる。
  3. 下水臭いにおいがしてくる(逆流してくるんでしょうねー)
  4. 大潮の満潮時は注意(潮位の変動が激しい広島市は特に。今回はそれだった)

こんな現象があったら…

濡れちゃダメなモノを高いところにあげたり、ひどかったら避難を考えて下さい。

ネットのニュースが…近所を映してました(2ブロック先)

広島で非常に激しい雨 18日は東日本でも

これから雨雲が通過する地域の方、注意してください。

気象レーダーの表示がオレンジとムラサキのエリアの降水量、凄かったです。

羽毛布団の選び方

さて、話は変わります。

なぜなら私は気象予報士ではありません。ふとん専門店の店主でございます(笑)

先日、優勝セールの割引を利用して

羽毛かけふとんを買いに来られたお客様がおられまして…

お連れ様がオーダー枕を作っている間、おひとりで見てらっしゃったのですが

”やっぱり、一人で見ても分からないですね”と。

分かりにくいですよねー。

なので、羽毛掛けふとんの選び方を少々。

縫いつけの”品質表示”と”下げフダ”を見る



たいていの羽毛掛けふとんには

が付いています。

この二つには、

などが記載されてます。

これを見ることが羽毛布団選びの基準になります。

充填羽毛の産地で選ぶ

羽毛の産地を見ます。

”下げフダ”と”品質表示”のどちらかに書いてあります。



この羽毛掛けふとんの場合、

”ポーリッシュホワイトグースダウン”と書いてあります。

ポーリッシュ(ポーランド産の)ホワイト(シルバーじゃないよ、白い羽毛よ)グースダウン(ダックじゃないよ、グースだよ)

と読んでください(笑)

有名な産地には…

があります。この中で名産地はポーランドとハンガリー

次席でカナダ・シベリアと言ったところでしょうか。

中国産ダウンは、お手頃な羽毛ふとんに使われることが多いです。
(品質もそれなりのことが多い)

ただし、産地だけを大雑把に見て、という話しです。

それぞれの産地で”いろんなスペック”の羽毛があるので

ダウン比率とかダウンパワー(DP)を比較することが大事です。

羽毛の品質で選ぶ

次は羽毛の品質です。見るべき点は、

  1. グースダウンかダックダウンか
  2. ダウン比率(%)もしくはダウンパワー(DP)
  3. 一応、充てん量(シングルサイズで1.3kg前後)

を見て下さい。

1.グースダウンとダックダウン

グースかダック、どっちかが入っています。

ニワトリとか(チキンダウン?)は…今のところありません(笑)

グースダウンは、水鳥で保温力耐久性にすぐれた高品質。
羽毛独特のニオイも出にくいです。

ダックダウンは、主に食用で育てられていて…原料が安いです。
羽毛に含まれるタンパク質が多いとかで、ちょっと臭うことがあります。

予算と相談しながら決めていきましょう。

2.ダウン比率もしくはダウンパワー

ダウン比率は、品質表示に必ず記載されています。

ダウン〇〇%・フェザー〇〇%という感じです。

ダウンの比率が高いほど高品質です。暖かく・長持ちします。

ダウン50%以上でないと「羽毛掛けふとん」とは言えません。

でもダウン80%を切る羽毛なんて…私は使いたくないです(笑)

自分用に買うなら…

ダックダウンなら93%・グースなら90%以上が使いたいな―と思います(笑)

ダウンパワーは割と最近の基準で、

数字が多いほどボリュームのある高品質な羽毛であると言えます。

単位は”DP〇〇〇㎤/g”です。



↑一番上の札(黒地にグリーンの文字)がダウンパワー表示。

その他に、

白鳥のマーク(ゴールドラベルとか)のフダ(日羽協の独自ランク付け)が下がっていることもありますが…

なんとも言えません。割とゆるい基準のような気が…

日羽協さんは、近年抜き打ち検査をして

品質に合わない工場はラベルをはく奪したりしてましたが(数社ある)

ラベルによる独自基準は、ラベルをもたない会社と比較が難しいので…ノーコメントです(笑)

3.羽毛の充てん量

一応、羽毛の充てん量をみましょうね~。

というのも、

最近、量販店などでシングルサイズの冬ふとんなのに”1.0kg”とか”1.1kg”とかしか入ってない掛けふとんが…

単純な話し、羽毛の量が少ないと膨らみが落ちるので寒いです(笑)

通常、冬用の羽毛掛けふとんはシングルサイズで1.3kg前後、羽毛を充填してます。

多いのは1.2kg。メーカーによっては1.4kg入れているところもまれにあります。

ちなみに、0.3kg前後は羽毛肌掛けふとん(春・夏・秋用)

0.7kg前後は羽毛合い掛けふとん(春・秋の冷える時用、もしくは都市部マンションの冬用)

です。

側生地の品質・キルト

生地の品質も見て下さい。

生地には

があります。生地は柔らかければ柔らかいほどいいです。

羽毛布団は軽いふとんですから生地が柔らかいほうがフィット性がよく暖かいです。

シルク、もしくはシルク混の生地は柔らかくていいんですが

シルクは摩擦に弱いので耐久性に難があり、裂けやすいです。

また、ポリエステル系の生地は吸湿性に劣るので蒸れやすいこともあります。

お勧めは…綿100%で柔らかい”超長綿”生地です。

綿の生地の種類に60サテン・80サテン・100単サテン・200双糸なんていうのもあります。

数字が増えれば増えるほど、生地は柔らかくなります。

最後にチョロッと書いている”ゴアテックス”は

アウトドアのジャケットによく使われているアレなんですが、

羽毛布団の場合、羽毛が吹き出にくい事と高通気性である事、軽量であること、がウリです。

また、”キルト”に関しては

があります。キルトとは、側生地の縫い方です。

羽毛掛けふとんの生地は”マス目”で仕切られていて

そのマス目の作り方がキルトの種類になります。

直キルトは最悪です(笑)表生地と裏生地を”直接縫い付けた”キルトなので

縫ってある部分の羽毛の厚みがゼロ(笑)あったかいふとん内の空気が逃げていきます。

その他のキルトはまた別の機会にご紹介します。

最後に…まとめ。

羽毛掛けふとんの選び方、どうでしたか?

以上の項目は、わたしが商品を仕入れるときに見ている部分です。

いろいろ書きましたが、一番大事なのは

実際に自分で触って確かめる事。

品質表示も大事ですが、ふくらみ・生地の触感などを自分の感覚で確かめて下さい。

「素人じゃ分からない」って言う方もおられるのですが、

”眠り”に素人なんていません。毎日寝てるでしょ~。

あとは、信頼のおけるお店でしっかりおハナシを聞くと言う事。

一度買うと長く使えるものですから、しっかり実物をみて選んでください。

では、今日もここらへんで。

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