でも、広島は熱いですよー。セリーグ優勝争いも、ついにマジック1です。
夜ね、近所から歓声とか拍手が聞こえるんです(笑)
球場に行かない方も、みんなテレビで応援しているんですね。今年は、「広島」が全国的・世界的に注目された年でしたねー。
一年を振り返るには、まだ早いですが(笑)
オバマさんも来たし…
「あれは泣けた」という方も、わたしの身近にたくさんいました。
カープは無敵状態だし、もう「ほぼ優勝」だし(笑)
やっぱり「泣いちゃう人」がたくさんいるんだろうな~。
それは、さておき。
先日の「肌ふとんの話」の続きです。
先日は羽毛の肌掛けふとんの話をしましたが、
この度は「真綿の肌掛け」の話しを少々…
「真綿の肌掛けふとん」
「真綿」(まわた)って言うと、よく間違えられるのは「綿わた」
ちょっと年配の方だと「綿わた100%のわた」を「まわた」と間違っている方もいて…ややこしいです。
「真綿」はシルクなんです。
シルクの原料である、カイコの繭をほどいて
ハンカチ大の「角まわた」やちょっと大きい「帽子まわた」を作り、
それを職人さんが2人で広げ(「手引き」といいます)、重ねて作るのが「真綿ふとん」です。
ちなみに、「シルク肌ふとん」っていうのもあって…←もう、ホントにややこしい(笑)
シルク肌ふとんは中綿が「繊維のちぎれたシルクわた」です。手引きではありません。
シルク肌ふとんは、価格がお手頃ですが「中わた」が偏りやすく…
あんまり品質が高いものはないようです。
「真綿肌掛けふとん」の種類
真綿肌掛けふとんにはバリエーションがありまして…
詰めてある真綿の種類(生産地)と充填量の違いが大きいかなーと思います。
↑真綿ふとん一例↑
真綿の主な産地は…
- 中国(中華人民…のほうです)
- 近江(滋賀)
- 大洲(愛媛)
- 埼玉
- 群馬
などなど。
中国製は…高価な真綿ふとんのなかでも”比較的”手ごろな価格です。
充填量はシングルサイズで…
- 1.0kg(主流です)
- 0.5kg(冬ふとんの下に掛ける時いい重さ)
- 0.4kg(洗えるタイプに多い)
- 1.5kg(最近ほとんど見ない)
なんかがあります。
真綿は羽毛と違って”嵩(かさ)”が出にくいので、
羽毛の肌掛けふとんより充填量が多いです。
真綿肌掛けふとんの特徴
真綿ふとんは吸湿性と保温力・そしてフィット性に優れています。
ただ、嵩が出にくいので「冬場これ一枚」はちょっと厳しいかな~。
春・夏・秋の3シーズンに活躍する掛けものですが、
冬場は冬ふとんの下に掛けると毛布代わりであたたかいです。
肌沿いがいいので体とふとんとの間に隙間が空きにくいです。
あと、シルクの特性として、「アレルギーを起こしにくい」という点があります。
以下は細かい事なので、飛ばしてもらって結構です(笑)
シルクは「フィブロイン」と「セリシン」というタンパク質からできています。
イメージ的には「フィブロイン」という繊維を「セリシン」という糊でくっつけている構造です。
「フィブロイン」はグリシン、アラニン、セリン、チロシンというアミノ酸からできていて、
これらは、人体を構成するアミノ酸に含まれています。
つまり、人間を作っているタンパク質とシルクのタンパク質は似ているので
体内に入ってもアレルギーをきわめて起こしにくい、と言えます。
「シルクと人体は成り立ちが似てるからアレルギーになりにくいね」、というはなしです(笑)
冒頭部分も要約すると…
- シルク肌掛けふとん→安い。正直、真綿ふとんの「パチもん」的な存在(笑)
- 真綿肌掛けふとん→高い。いいけど高い(笑)手間がかかってるし、しょうがない。
- 「真綿」はシルク。「めんわた」とは違う。
ってところです。
えー、久しぶりに真面目な話しをして疲れたので(笑)
ワタクシ、真面目モードは長く続きませんw
今日はこの辺で。