皆さんは眠る時に敷き布団で寝ていますか?ベッドマットですか?
腰痛や肩こりなどをお持ちのお客さまのお話をたくさん聞いている
私「まくら職人」が考える、敷き布団やベッドマットに必要とされる機能を紹介します。
アナタの敷き布団やベッドマット(つまり敷き寝具)にはどんな機能が付いていますか?
抗菌防臭加工?硬めで腰をしっかり支える?軽さ?
このページの目次
敷き布団やベッドマットに必要な機能・抗菌防臭とか?磁気とか?
敷き布団やベッドマットなどの「敷き寝具」に本当に必要な機能とは…
備長炭を〇〇したり、ゲルマニウムを××したり、磁石を△△したり、する事ではありません。
それよりも、もっと本質的な機能が大切なんです。
例えば、敷き布団やベッドマットなどの敷き寝具なしで眠るとどうなりますか?
- 床が硬くて腰やかかと・肩甲骨などが痛くなり眠れない
- 冬場なら床が冷たくて眠れない。夏場は暑くて眠れない
- やっと眠っても、すぐに目が覚める
- 朝、体中が痛い。疲れが取れない
と言う事が起きます。経験上必ず起きます。
敷き布団やベッドマットは、それらの不快な症状が起きないように、
ぐっすり眠るために使います。
と言う事は、上に上げたような症状が起きる敷き布団・ベッドマットは
本来の機能をはたしていないといえます。
その敷き布団・ベッドマット、替えないとぐっすり眠れませんよ。
敷き布団やベッドマットに必要な機能
敷き布団やベッドマットに本当に必要な機能は…
ズバリ、体圧分散性です。体圧分散までいかなくても、最低限のクッション性
そして、次席はだいぶ開きますが保温性・吸湿性です。
体圧分散性とは、寝具の上に横たわった時に
体重が集中する所を減らす・分散させることです。
床の上に直接寝ると、肩甲骨・腰骨・カカト部分に体重(体圧)が集中します。
体圧が集中すると、集中した部分の血流や体液の循環が悪くなり不快になります。
そのままでは最悪組織が壊死してしまうので、血流や体液を循環させるために寝返りをうちます。
床など硬いところで寝ていると、寝返りが増えるので熟睡は出来ません。
次席が保温吸湿性である理由は…
日本には四季があるので、暑さ・寒さに対応できることは望ましいですが、
暑い寒いは敷き寝具の上に敷く「敷きパット」で対応が可能です。
保温性・吸湿性は敷きパットで対応できる機能なので、
敷き布団やベッドマットに必須の機能とは言えません。
敷き布団やベッドマットに必要な機能・床の硬さを感じない事
「床の硬さを感じない」は、最低限の機能です。床の硬さを感じるようでは、
その敷き布団・ベッドマットを使っている意味はあまりありません。
いわゆる「床付き感(とこつきかん)」です。
床付き感は、敷き布団・ベッドマットを通して床の硬さを感じる事です。
敷き寝具を使い込むと、敷き布団なら薄くなって床を感じてしまいますし、
ベッドマットなら、スプリングがゴリゴリ体に当たったりします。
これらの敷き寝具は、もう買い替えないとぐっすり眠れません。
さっき触れた体圧分散に優れた敷き寝具は良く眠れます。
体重が集中する部分が少ないと、寝返りが減り眠りが深くなるためだと言われています。
敷き布団やベッドマットに必要な機能・体圧分散
体圧分散できる敷き布団やベッドマットは良く眠れます。
しかし、しっかり体圧分散できる敷き布団・ベッドマットは
体型や体重、骨格によって違います。
どの人でもだいたい体圧分散してくれる、という敷き寝具は…経験上、ひとつ知っています。
※気になる方は、来店して聞いてください。店内で体験もできます
特に、骨格は重要です。背骨の腰部分のカーブが…重要なんです。
ここのカーブは個人差が大きいです。
ウチのお店でオーダーメイド枕を作成する際には、このカーブの深さを測るのですが
この数値でいろいろな事が分かります。寝てる時の姿勢も…わかる事があります。
その敷き布団。ベッドマットがアナタに合っているかどうかを簡単に調べるには
仰向けに寝てみて、腰のカーブの部分に手を入れてみる事です。
手を入れて簡単に入るような隙間が空いていたら…その敷き布団・ベッドマットはアナタに合っていません。
手が入らなくても、おしりの部分が沈みすぎているようでは、やはり腰が痛くなります。
アナタに合った体圧分散をしっかりできる敷き布団・ベッドマットを選ぶのは
結構難しいと思います。敷き寝具でお悩みの方は、相談に来て下さい。