阪神・東北などでも大きな災害が起きましたし、隣国では戦争の気配も。
非常事態が起きちゃう、なんてまっぴらごめんですが、こうなると備えは必要です。
その中でも、「非常時の備え、睡眠編」をちょっと紹介します。
近頃、私たちが子どもの頃には夢にも思わなかったような出来事が起きています。
何かの事情で、「お家にいられなくなった状況」で、できる快眠のテクニックです。
平和な状況下では、これらは、キャンプでの快眠のコツと言えます。
↑タイトル、こっちの方が良かったかも。平和が一番です。
このページの目次
私が非常時の睡眠をなぜ語ることができるのか?
私、まくら職人は、
過去に、いろいろなところで”キャンプ”もしくは”野宿”(笑)をしておりまして…
さらに、”バックパック1個での行動”のため、持って行ける荷物に限りがあることがほとんどでした。
そんな中でも、
- 「疲れてるし、ちょっとでもよく眠りたい」
- 「よく眠れないと次の日の行動に差し障りが…」
- 「体調を崩せば、最悪行動不能に。つまり帰らないといけなくなる」
という事から、一生懸命考えたんです。
何回も行っているので、前回の失敗を糧に改善を重ねました。
そこからの知識です。以下、参考にしてください
非常時の睡眠・出来る限り平坦なところを探す
その上のポイントは
1m×2m程度の”水平な場所”を探す(ホントに平らな場所は結構少ない)です。
敷き布団のシングルサイズが100cm×210cmです。
この広さを一人分の寝床の目安にできればいいです。(なければ身長+10cm×幅70cmを目指して)
また、ちょっとでも地面が傾いていると…そっちに体が引っ張られる感じがして
眠れません。←これ実体験です(笑)夜中に目が覚めます。
どうしても傾いている場合は、足元に向かって下がっていると”ちょっと楽”に寝られます。
非常時の睡眠・屋外なら、眠る場所の石や小枝を出来るだけ取り除く
ちょっとしたデコボコでも取り除くとラク、と言う事です。
小さな小石・小枝が一晩中、背中の一部分を刺激すると…ゴウモンです←これも実体験です(笑)
一度体験すると、丁寧に睡眠スペースの小石・小枝を拾います(笑)
実際に眠る前に一度横になって見て下さい。
ちょっとでも気になる部分があれば小石等を取り除き、
石が埋まっていて取り除けない場合、場所を変えましょう。
非常時の睡眠・砂浜LOVE(笑)(地震後は注意)
砂浜では、結構よく眠れます。サラサラの砂で体圧分散されます(笑)
河川でも砂地なら同じく。
ただし、高潮・増水・津波などで寝ている間に水が…と言う事に気を付けて下さい。
皆さんお分かりと思いますが、地震後は河川の近く、海の近くなど標高が低いところはダメです。
それ以外の場合、
海の近くだと干満の差による潮位の上昇で水に浸かったり、
河川だと、雨が降って水位が上昇したとき危険です。
実は、簡単に”水が来るかどうか”の見極めはできます。
それは…
草が生えているかどうかです。
草が生えている場所は、頻繁に水に浸かっていない場所だと判断できます。
(草木の種子や苗が水に流されていないから)
ですから、草が生えている場所の近くの砂地はポイントが高いです(笑)
非常時の睡眠・番外編。災害時には正しい情報が大事
災害などの非常時は、信じられないほどデマや誤報が飛び交います。
以前半日ほど、大雨の災害に巻き込まれたとき、
避難所で入って来る情報を聞いていたのですが…
「〇〇で、車が土砂に埋まっている」
「いや、××で車が立ち往生しているんだ」
「△△では、4人生き埋めになった」
などの情報が入ってきて…全部誤報。
※実際に○○へ地元の方とシャベルを持って行きました。何もなかったけど。
正しくは△△で車が立ち往生、乗っていた4人は自力で脱出、避難所まで歩いてきた。
というものでした。
また、「通行止めの道路が交通可能になった」という情報が入ったのですが、
その地区の対策本部のトップの方は知らなかった…とか。
トップの方は、「誰からの情報?ワシのところには来てないぞ」
とおっしゃってました。
災害時に大事なのは、
- 正しい情報を知る(情報源を確認したほうがいい)
- 正しい情報が対策本部にちゃんと届く事(命令系統のトップへ。行動判断の材料に)
- 情報を確認できるまでむやみに動かない(無駄に動くと危ない)
だと、この時痛感しました。
長くなったので、また続きを書きますね。
続き:非常時の睡眠・保温編