先日当店のお客様に聞かれたので書いてみます。
柔らかすぎのベッドマットで快適に寝る方法です。
マット・敷きふとんを求めて来店されたお客様に今のお悩みをお聞きし、寝姿勢なども考慮して
「でしたらこれを」という提案をいつもしているのですが、
難しいのは現状のマット・敷きふとんの把握です。
使ってらっしゃる方は「硬いマットだ」「柔らかい方のマットを買った」と言われても
実際の所は「メチャメチャ硬かった」り「そんなに柔らかくなかった」り。
使う方の主観から判断する事になるためなかなか難しいです。
このページの目次
本当に柔らかいベッドマットだ、という事が前提です
話がそれましたが
今回のお話しの前に「もうホントに柔らかすぎるベッドマット」である事
を前提として進めていきます。
「柔らかすぎるベッドマットって硬さ何ニュートンなの?」という
寝具に対して意識が高い方もおられると思います。
ウレタンの硬さを表すニュートン値ですが
使う方の体重と背骨の形によってその人に合う硬さは変わってくるため
ここでは数値を表示しません。
ざっと言うならば
「仰向けに寝ていておしりが沈んでいる感がある」マットです。
この姿勢、寝ていて腰が痛くなりやすいんですが
硬すぎるマットでも腰は痛くなりやすいので注意が必要です。
低反発のマットはちょっと触った感じだと硬くても
寝ていると体温で柔らかくなるのでおしりが沈み込みやすいです。
その1・おしりの部分にタオルを重ねて敷く
仰向けに寝た時最も荷重がかかるおしり部分
(全体重の44%と言われています)にタオルを重ねて入れ強化します。
何枚入れるかは寝て試しながら調整してください。
この方法は毎日使う寝具に対してする事ではないかな、と思います。
なぜならタオルは荷重をかけて使うとすぐにペッチャンコになってしまうからです。
旅行先とかでマットが柔らかすぎた場合やヘタっていた場合には有効ですね。
(→「旅行先でまくらが合わなかったら」内-”眠るため”に宿泊先で宿泊先で出来る工夫その2に記載)
衛生的な面も考慮して、
2・3日に一度タオルを取り換えて洗濯するといいかもしれません。
その2・ベニヤ板やコンパネを敷き、その上に他のマットを敷く
荒業です。柔らかすぎのベッドマットの上にベニヤ板やコンパネを敷き
その上にしっかりしたマットを敷くという方法です。以前も書いたかも。
その柔らかすぎるマットは、もはやただの台です。
捨てるとコストがかかるため(粗大ごみ扱い)そのまま置いておきます。
注意すべき点は、ベニヤ板・コンパネがカビてしまうという事です。
体から出る湿気を板がモロに受けてしまうため、結露してカビやすくなります。
(→寝汗が多い方の対策方法)
この方法をとる場合、板が濡れていないか毎日確認し
濡れていたら上に敷いたマットを板の上からおろして陰干ししてください。
最も結露しやすい季節は、実は冬場。梅雨時期ではありません。
体から出る暖かい湿気が冷たい板に当たって結露し
水に変わります。ご注意ください。
また、コンパネのサイズは通常90×180cmです。
シングルサイズのベッドは100×200cm。
周囲10cm程度のコンパネのない柔らかい部分ができるため気をつけて下さい
(※他の方法も含めて試される方は自己責任でお願いします)
コンパネのサイズ限界という面で
セミダブル以上のベッドマットには使えない方法ですね。
その3・もう買い替えましょう。
今のマットはあきらめて、買い替えましょう。
ベッドマットなどの敷き寝具は毎日使うものです。
一時的な出費は痛いですが元は取れます。
次のマットは、実物の寝心地を確かめて信頼できるお店で買いましょう。
もしお近くでしたら、当店で相談に乗れますよ。
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(→レーザー測定であなたに合った敷き寝具を提案)