サイトアイコン 広島の老舗オーダー枕・寝具専門店|創業134年の木村寝具店

肩こりの原因となる敷きマットと枕のお話し


先日「肩こりがしんどいからマットを変えてみようと思って来たの」
とお客様が来店されました。敷きマットで起こる肩こりも確かにあります。
今回はそういったお話しを少々。

そもそも寝起きの首・肩のこりは枕、
腰痛は敷きマット(ふとん)が原因というのが定説です。

睡眠時、枕は頸椎カーブを支え
敷きマットは腰椎カーブを支えるという役割が大きいからです。

ではマットが原因で肩こりが起きるケースとはどういう時でしょう?
その前に、まずは肩こりの原因から紹介します。

肩こりの原因


一般的に肩こりの原因は

などと言われています。長時間のデスクワーク、スマホで映画を見て2時間とか…
肩がこりますよね。そういう事です。

寝起きの肩こり・腰痛を訴える方に睡眠の状況をお聞きすると
上のような”こりの原因”を引き起こす事が睡眠中に起きています。

どんなことが起きているかというと…

睡眠中に起きる肩こりの原因


私がお客様からよく聞く、
睡眠中に”こり”を引き起こしている可能性が高い状況は

  1. ずっと横向き寝
  2. よくうつぶせ寝でねる
  3. 高さが高い枕で寝ている

ですね。(まだあるかな?思い出したら書き足しますね。)

3.はありがちです。分かりやすいですね。以前も書きました。
主に背中上部全体、僧帽筋がこります。
理由を簡単に言うと高い枕で頭が持ち上げられ、常に引っ張られてるから。
(参照→枕を2つ重ねて使っている方、高い枕が好きな方に肩こりが多い…

1.と2.は、敷き寝具が原因である事が多いんです。
さあ、本題ですよ。

敷き寝具が原因で寝姿勢が悪くなる




「ずっと横向き寝」「よくうつ伏せ寝でねる」方は
枕があっていないケースもあるのですが、
多くは敷き寝具があっていない事が原因で起きています。
敷き寝具を使い古して、すでにヘタってしまっている事も。

経験上横向き寝が多い方は、
人より腰のカーブが深いか使っている敷き寝具が硬すぎることが多いです。

そうするとある理由(気になる方は来店して聞いてください)で腰の緊張状態が続きます。
すると仰向き寝が辛くなるため、すぐに横向き寝になってしまいます。ずーっと。

これが最初にでた肩こりの原因、「同じ姿勢を続ける」につながります。

また、横向き寝すると枕の高さが足りない事が多いため、
下にした肩が折れ曲がった「良くない姿勢を続ける」事になります。
さあ、相当こってきましたね。

このように横向き寝で寝られる方はまだマシなんです。
横向き寝でもねられないくらい敷き寝具が合わないと、
皆さんうつぶせ寝になります。

うつぶせ寝は首を90度近く横にひねらないと息ができません。
以前も書きましたが、これは肩こりを引き起こす最悪な姿勢です。
(参照→横向き寝の人・うつぶせ寝の人が肩のこりやすい理由

これらが敷き寝具(敷き布団・マット)によって引き起こされる肩こりの原因です。

ではどうすれば、これらの原因を解決できるのでしょうか

敷き寝具が引き起こす肩こりの回避方法

これらを解消するには、
まず使う方の腰のカーブに合った硬さの敷き寝具を使うという事。

より楽に仰向き寝ができるような環境作りです。
仰向き寝をしやすくなると横向き寝をしている時間が減ります。
「同じ姿勢を続ける」の解消ですね。

また、横向き寝時に折れてしまう下の肩への負担軽減にもなります。

この時、仰向き寝時の枕の高さが高すぎると
先ほどの背中上部全体(僧帽筋)付近がこるので注意が必要です。

じゃ、柔らかい敷き寝具ならいいの?というと
柔らかすぎると、腰が落ち込みすぎてしまいます。

これも仰向き寝の障害になるため、
体に合った”程よい硬さ”の敷き寝具を探すことが重要です。

もし迷ったら当店まで相談に来てください

このように枕と敷き寝具は睡眠中の姿勢に大きな影響を与えます。
この2つには密接な関連があって
当たり前ですが、両方ともに体に合ったものを使う事が最善です。

一番いいのは、敷き寝具を決めてその上でオーダー枕を作る事です。
お使いになる敷き寝具も一緒に購入すると、より確実に枕の高さを合わせられます。

もし寝具選びに迷ったら、当店までご相談にいらしてください。
当店では背中のカーブを計測して、腰のカーブに合った敷き寝具を提案しています。
あなたに合った寝具を理由も交えてご提案できます。

 

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