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まくらと寝姿勢のお話
オーダーメイドまくらは、睡眠時のあなたの姿勢を決める道具です。
しかし、あくまで肩から上の寝姿勢をコントロールすることしかできません。
(それだけでも、「眠り」は変わると思いますが…)
まくら以外で睡眠時の姿勢をコントロールできる寝具は、
敷きふとん・マットレスです。
一般的に、睡眠時の体重分布は大雑把ですが…
頭部10%・胸部35%・腰部45%・足部10% と言われています。
全体重の90%が「まくら以外の」敷き寝具にかかっているんですよ~。
ちょっとココで、「仰向け寝」と「横向き寝」それぞれの理想の寝姿勢について語ります。
どういった方針でまくらを調整してゆくか、
どんな寝姿勢を目指すのか参考にしてください。
仰向けの快適な寝姿勢
「仰向き寝」する時のイイ感じな寝姿勢は、
「ラクに直立した姿勢」を90度倒した状態と言われています。
人間の体は扁平な形をしているので、普通は仰向き寝で眠る姿勢が安定します。
ただし、妊娠後期ともなると…横向き寝でしか眠れなくなる方もおられます。
また、腰痛の具合によっては「仰向きで寝られない」方も多いです。
その時はあるアイテムを使うとラクに眠れます。
硬すぎる敷き寝具はダメ
↑腰椎のカーブです↑ 人間は頸椎と腰椎がカーブしています。
硬ーい敷き寝具や高ーいまくら(高さが)で眠ると、そのカーブが伸びてしまいます。
カーブすべきものがまっすぐになると、引っ張られる筋肉と縮こまっている筋肉が出てきて…
いろいろ問題が出てきます。
硬すぎる敷き寝具では、快適な寝姿勢を作れないことが多いです。
また、普通背中は首までつながっているので…
背中の筋肉が引っ張られると、首・肩あたりまで不調が出ている方もおられます。
お尻部分が下がっていない自然な姿勢
- お尻の部分が下がっていない、上に突き出てもいない
- 頭部が突き出ていない(まくらが高すぎない)、あごが下がっていない
- 腰・首のホネのカーブがまっすぐになっていない
状態になっていれば大体オッケーです。
寝られる方の体型に合った、良い敷き寝具をお選びください~
- おしりが出ている体型の方
- 腰のカーブがキツイ方
- 腰のカーブが緩い方
- 背中が出ている方
いろいろな方がおられるでしょ?みんな違うんですよ
横向き寝の快適な寝姿勢
人間は一晩に20回、スムーズに寝返りをうつと良く眠れると言われています。
そこで気になるのが「横向き寝」。
横向き寝の快適な寝姿勢は、
寝ている姿勢を背中側から見た時に 背骨がまっすぐになり、
その延長線上にアタマの中心線が来る、という状態です。
わたしはお医者さんではありませんが、
いろんな方を見てきて(年間200人以上)その結果出た答えです。
硬すぎる敷き寝具はやっぱりダメ
子どもさんならともかく、成人の場合、肩幅って結構あります。
硬すぎる敷き寝具は「横向き寝」時に、
肩を押し上げるのでまくらを相当高くしないと快適な寝姿勢が取りづらいです。
横向き寝のまくらを高くすると…あんな事やこんな事が起きて(笑)
眠りが浅くなります。
どんな事があるかは、来店して聞いてください。
あ、同業者さんはダメですよ(笑)お客さんのフリして来てはいけません(笑)
まくらが低すぎてもダメ
横向き寝の快適な寝姿勢は、背中側から見て
- 下になった肩がすぼまっていない。
- アタマが下がっていない。(まくらが低すぎない)
- 背骨がまっすぐ&頭の中心線がその延長線上に。
という状態になっていれば大体大丈夫。
ただし、もう1つ2つ見るところがあります。
そこは企業秘密にさせて下さい(笑)
最後に
人間の体はカーブで形づくられています。
硬い敷きふとん・ベットマットで眠るとそのカーブが、つぶされたり伸ばされたり。
誤解を恐れず言えば
「硬い敷きふとんが、腰痛にはいいんだ」という説は10%正解で、90%間違いです。
硬い敷き寝具がいいならば、畳の上・フローリングの上で眠ればいいんです。
敷きふとんは要りません(笑)
でも眠れないでしょ?
ぐっすり眠るには、畳・フローリングとカラダとの間にクッション材がいるんです。
それが敷きふとん・ベットマットです。
”腰が悪いのなら、硬いものがいいですよ”と勧められ、
硬い敷き寝具で眠っているものの、やっぱりしんどくって買い替えに来ました、
という方が多いこと!!
朝、スッキリしないアナタ。
一度ご自分の「眠りの環境」を見直してみて下さい。