寒い日に掛ける毛布、夏のタオルケットなどなど。
つまりは補助寝具・掛け物の紹介です。
毛布・ケットの役割
毛布やケット類の役割は
- 温度の微調整。
- 吸汗・吸湿
- 肌触り
の3つです。
温度の微調整は
今日は一段と冷えますな~、な日(笑)に、
いつもの掛けふとんにプラスして暖かく眠る、という役割です。
例えばダブルサイズの羽毛布団で眠る場合、一緒に眠るお二人の体感温度が違ったら
シングルの毛布を2枚用意して、
それぞれが使う毛布の暖かさで調節する、というのもアリですね。
吸汗・吸湿は
汗をかいた場合に吸収してもらう、という役割です。
タオルケットはこの機能が強いですね。
冬の毛布も、汗をかいてそのままだと冷えちゃうので
吸湿・吸水性のあるものがいいでしょう。
肌触りは
気持ち的なところも大きいですが、
肌触りがいいモノで眠ると、
イイ感じの脳波(笑)が出てリラックスできるという説もあるので、結構大事です。
毛布・ケットの種類
毛布・ケットの種類は…
- 綿毛布
- 化学繊維毛布(アクリル・ポリエステル)
- 獣毛毛布(ウール・カシミア・キャメル・アルパカ・アンゴラ)
- シルク毛布
- タオルケット
- ガーゼケット
とかかな~。
綿毛布
毛羽部分が綿素材の毛布。一昔前に進物でよく使われました。
毛羽が綿素材なので、吸水性もあります。
使う時期は春・秋です。真冬は保温力がそこまでではないので…
羽毛掛けふとんの下に掛けたりとかならいいかもしれません。
重たい毛布の部類に入ると思います。
化学繊維毛布
アクリル・ポリエステルなど、真冬に使う毛布です。
1重(ニューマイヤー)と2重(合わせ毛布)があり、
1重の方が軽いですが、2重の方があたたかいです。
化学繊維なので吸水性は期待できません。
ただし、最近のポリエステル・ハイテク系毛布
(マイクロマティークなど)
は、毛細管現象による”吸水速乾”をうたっています。
アクリル・ポリエステルなどの毛布は、毛羽の目が細かいほど柔らかく暖かいですが
反面、繊維の目が詰まっているので重たくなりやすいです。
前出のマイクロマティークやポーラテックなどのハイテクポリエステル毛布は
とても軽くて暖かいです。高いけど(笑)
獣毛毛布
ウール・カシミアに代表される動物系の毛羽の毛布です。
動物性の天然繊維なので吸湿性が期待できます。
また、カシミアは動物性の繊維のなかでダントツで細いので
肌触りの良い、軽くて暖かい毛布になります。
※カシミアの高いものは”グランド”というベースの生地までカシミアを使っているものもあります。
ただし、洗濯機で洗える綿毛布・化学繊維毛布と違い
クリーニングに出さないと洗えないものがほとんどです。
シルク毛布
毛羽部分がシルク(絹)の毛布です。
綿毛布の最上位版といったところでしょうか。
シルクも繊維が細いので肌触りがよく、吸湿性・保温性に優れます。
ただ、シルクもお手入れが大変です(笑)。
”洗える表記”があるもの以外、クリーニングに出してください。
獣毛毛布やシルク毛布には、ガーゼの毛布カバーを使う方も多いです。
汚れたら、ガーゼのカバーをお家の洗濯機で洗えばOK。ラクです。
タオルケット
タオル生地の掛け物です(笑)
ポリわたを薄く入れたタオル肌掛けふとん(スコーレ)とかの派生製品があります。
夏場、暑い時期に使うのが普通、ですが
東日本では、厚めのタオルケットを”冬場の毛布代わり”に使ったりするそうです。
吸水性はもちろんOK。
ただし、綿100%のものを選んだ方が…と思います。
近年は今治タオルのタオルケットが人気。アレばっかり売れてます(笑)
ガーゼケット
ガーゼ生地の掛け物です(笑)
タオルケットの進化版的な扱いかな~。
ガーゼなのでもちろん吸水性よし・肌触りもOK。
ただ、広島では
”そんなんじゃなくてタオルばっかりのがエエんよ。タオルケット出しんさい”
と言われることが多いです(笑)
毛布・ケットのサイズ
うーん。獣毛毛布以外はカバーを使う事が少ないせいか
既定の大きさって言うものがあまりないんです。(笑)
一応表にしてみます
サイズ(cm) | 名称 | コメント |
140×190 | シングルサイズ | タオルケットなど夏の掛け物のシングルはこのサイズ。 ※夏の掛け物のダブルサイズは近年ほとんど見ない。二人で寝ると暑いから?(笑) |
140×200 | シングルサイズ | 綿毛布など毛布系のシングルはこのサイズ。 織機で織れる生地幅の関係だった、と思うんです。忘れた(笑) |
180×210 | ダブルサイズ | 上記の毛布系のダブルサイズはコレが多い。 織機で織れる生地幅・・・以下上と同じなので省略(笑) |