必ず片方のリュックの肩ヒモがずれる理由と寝姿勢

いつも決まった方のリュックの肩ヒモ（ショルダーベルト）
がズレ落ちる事ありませんか？今日はそんな肩と寝姿勢の話を少々。
先日オーダー枕を作りに来られたお客様が帰り際に
リュックを背負っておられたんです。
その時おっしゃったのが

との事。

その肩ヒモのズレはリュックが原因ではないのでは

私、まくら職人は”そういえば…”と気付きまして。

とお話ししました。

オーダー枕作成のために、
つい先ほどその方の背中のポイントを測定したところでした。
測定時に左肩が下がっている事もその時確認していたのです。

そういえば、昔自分もどちらかの肩ヒモがズレてしまう癖があって
リュックの出来が悪いのかな？と考えた事がありました。

考えてみるとこちらのお客様、枕作成の時にお聞きしたのですが
横向き寝の癖もあって、右肩を下にして寝てらっしゃったんです。

オーダー枕を作っていて気づいた事ですが、

1. 横向き寝が多い方はいつも下にしている肩が前に巻いている
2. いつも下敷きにしている肩は逆の肩より上がっている
3. いつも下敷きになっている肩は腕が痺れたりだるくなったりする
4. どうも、下敷きになった肩は、痛みを伴う40肩・50肩になりやすいようだ。

という傾向があります。
この傾向の２番、これって肩ヒモのズレに関連があるのでは…

肩ヒモのズレは睡眠中の姿勢に関連があるのでは？

つまり、左右の肩の高さのズレって
横向き寝が影響している事も多いんじゃないの？

• 「一方の肩にばかりバックを掛けているから肩が傾く」
• 「決まった方の手で鞄を持つ癖があるから体がゆがむ」

と良く言われていますが、
あれってもしかして逆の肩にバッグを掛けるとバッグが落ちやすいからなのでは…

という事は、体にゆがみが出る順番は

1. 何かしらの理由で仰向き寝が困難になる
2. 決まった方の肩を下にして頻繁に横向き寝する
3. 横向き寝の影響で肩が片方上がる（下がる）
4. 下がった方の肩にバッグを掛けると落ちやすいので上がった方の肩に掛ける癖ができる
5. よりゆがみがひどくなる

なのでは…。これは発見かも。

横向き寝時の肩にかかる荷重はかなり大きい

人間が横たわった時、肩の部位にかかる重さは
全体重の35％程度。体重60㎏の方で21㎏という計算になります。

横向き寝になった時、枕が低かったり敷き寝具が硬かったりすると
肩が出っ張っている分、35％より多くの重さが掛かる事が予想されます。

体重60㎏の方だと21㎏超の荷重が
睡眠中の横向き寝している間ずっとかかります。
これは結構なゆがみが発生しそうです。

それに対して、鞄の重さなんてたかが知れています。
鞄の重量が10㎏とかあったら、逆に長時間持てません。
しかも、鞄を持っている時間なんて睡眠時間に比べれば微々たるもの。
その程度の荷重と時間で体がゆがむでしょうか？

肩ヒモがズレる方は睡眠中の寝姿勢を見直すべき

リュックなどの肩ヒモがズレる方は寝姿勢を見直すべきです。

肩ヒモがズレること自体は大した問題ではありませんが、
体にゆがみが出ている場合、後々痛みなどが出やすくなります。

オーダー枕で首から上の姿勢を変え、敷き布団などの寝具で
首から下の姿勢を適切に保つといいです。

寝具を整えると睡眠が変わります。
毎日の睡眠に対するご自分への投資は
きっと毎日を充実させるでしょう。

当店では、立っている姿勢を写真に撮るだけで
体のゆがみを可視化し、適切な敷き寝具を提案するシステムも導入しています。
気になる方は、ご来店くださいね。