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眠れる敷き寝具・素材編

goasiki

敷きふとん・ベットマットレスの種類も、
たくさんありますね。

掛けふとんの素材の話に続き、
敷きふとんの素材について、語ってみます~

羊毛混の敷きふとん

おそらく、現在一番流通している敷きふとんです。

構造は、中心にポリエステルわたを圧縮した芯材を入れ
その周りを羊毛とポリエステルの混紡わたで巻く、というものがほとんど。

ものによっては、片面を羊毛100%のわたにしたり
中心のポリエステル圧縮芯をウレタンに変えて軽くしたり…いろいろ工夫されています。

羊毛を使うと、湿気を吸収する力が強いので、ムレにくく快適です。
これは羊毛繊維の表面が「スケール」というウロコ状のモノで覆われていて、
湿気をウロコ状のスケールの隙間に吸収するからです。

綿わたの敷きふとん

昔からの敷きふとんです。

感想としては…重い(笑)
シングル6.0kg前後!!敷きふとんの中で最強クラスも重さです。

しかも、綿わたは水分を吸収しやすいので、
頻繁に干さないと、ねどこが冷た~くなります。

綿わたは繊維が切れやすいので、ホコリも出やすいです。
ふとんを干した時にふとん叩きでパンパンたたく方がいますが…
叩けば叩くほど繊維が切れてホコリが出ます(笑)キリがない。

ですから、ふとんを干しても叩いてはいけません。

綿わたの敷きふとんのイイ所は
打ち直しができる、という部分です。

ふとんを捨てることに抵抗がある方、大事に使いたい方にはいいかもしれません。

ウレタンの敷きふとん

最近、特に注目されている敷き寝具。

ウレタンをデコボコにカットした構造のものが多いですが、
マニフレックスのような、フラット形状のウレタン敷きもあります。

買う時には、使う方に合った硬さのモノを選ぶことが一番です。
実際に試し寝することをおススメします。

ウレタン系の敷き寝具は、紫外線を浴びると劣化しやすいので、
天日干しはNGです。陰干ししましょう。

お手入れが難しい方は、敷き寝具の下に「除湿シート」を敷いて
湿気を吸収させると、干す頻度が少なく済みます。

また、繊維状のホコリが出にくいのでアレルギーの方にもおススメ。
一般的には耐久年数は10年と言われていますから、高寿命です。

ただし、体重の重い・軽い、寝返りの多い・少ないによっても
寿命がかわるので…あくまで目安です。

ポリエステルの敷きふとん

アレルギーをお持ちの方には、ポリエステルの敷きふとん。

ダクロン社の中綿を使ったものがいいです。

ポリエステルの敷きふとんには、コストを下げるために
ポリエステル100%で作っているものもあります。(量販店・ホームセンターに多い)

そういった敷きふとんは、あまりお勧めではありません。
以前、わたしも安物のポリエステル敷きふとんを使ってみたことがあったのですが…
暑くて寝られませんでした。アレは無理です(笑)
ただ、値段はお手頃なので、価格で買われる方にはおすすめです。

弱点は、やはりムレ感。
吸湿性に乏しい素材ですから、しょうがない。

ただし、洗濯できるポリエステル敷きは、
洗濯により、アレルゲンの除去が可能なので
アレルギーの方の強い味方になるでしょう。

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