最近、ふとんの買い替えで相談に来られるお客さまが数組おられました。
ふとんやベッドのサイズを考える際、考えるべき事をちょっとまとめてみます。「結婚するから、これを機にダブルサイズにしよう。」
「2人でゆったり寝たいから、クィーンサイズがいいかな?」
などなど。いろいろ考えると思います。大変だけど、楽しい作業ですね。
このページの目次
ふとんとベッドのサイズ選択・もちろんおけるかどうかが先決
まずは、お住いの寝室における大きさを選びます。
置けるベッドやふとんの大きさは、お部屋の広さにもよりますね。
広ければ問題ないです。
寝室が8畳以上の広さなら、この章は飛ばしてもらっても問題ないです。
そうでない方、たとえば「6畳の寝室」の方。
一口に6畳って言っても、広さがいろいろあるのご存知でした?
- 江戸間1畳・・・176cm×88cm
- 京間(本間)1畳・・・191cm×95.5cm
- 中京間1畳・・・182cm×91cm
- 団地間1畳・・・170cm×85cm
ですから「〇〇畳」ではなくて、実際の部屋のサイズを測った方が無難です。
ちなみに一番小さい「団地間」の6畳だと
255cm×340cmです。
このくらいの広さでしたら、
- シングルサイズのベッド・敷き布団を2つ(100cm×200cmもしくは210cmを2つ)
- セミダブルのベッドを2つ(120cm×200cmを2つ)
- ダブルサイズのベッド・敷き布団を1つ(140×200cmもしくは210cm)
- クィーンサイズのベッド1つ(160cm×200cm)
どれでも置くことが出来ます。
ただし、壁面収納の扉の開閉や通路の確保を、お部屋の図面を見ながら考えて下さい。
ふとんとベッドのサイズ選択・寝具の耐久年数
後で重要になってくるので、寝具の耐久年数を記述しておきます。
ただし、あくまで目安です。
正直、普及品(お手軽価格の商品)はそこまで持ちませんし
高級品は高い耐久性を持つものが多いです。
- 敷き布団(綿わた・羊毛混・ポリエステル)・・・5年
- 敷き布団(ウレタン系)・・・10年弱くらい
- ベッドマット・・・10年弱(表裏上下をローテーションしながら)
- 掛け布団(羽毛)・・・10年前後(高級品はもっと長期寿命を持つものも)
- まくら・・・5年(ここではあまり関係ない)
- ベッドフレーム・・・???壊れなければかなり持つはず。10年以上?
- 折り畳みベッド・パイプベッド・・・数年でジョイント部がダメに
耐久年数、つまり買い替え時期がいつ来るか、を考えて下さい。
その買い替え時期に、家族構成や生活がどう変化するかを想像してみて下さいね。
ふとんとベッドのサイズ選択・将来的な見通し
例えば、ご結婚の寝具を買われる場合、結婚して5年後
家族構成はどうなっていそうですか?
お子さんが出来て…
そろそろ自分用のふとんに一人で寝る頃かもしれません。
羽毛布団やベッドマット、ウレタン系の敷き布団をご使用の場合
まだ寿命は来ていません。あと数年は使えます。
ダブルサイズ・クィーンサイズのベッドを買った方は、
お子さん用の寝具を用意する必要があります。
5年たってなくても、結婚数年後にお子さんが出来たら…
夜泣きするので旦那さんと別の部屋で寝る事になるかもしれません
(車の運転などがあるお仕事だと特に)
また、ダブルベッドでお子さんと一緒に寝ていると
お子さんが落ちてしまわないか心配で、奥さんが良く眠れないかもしれません。
大学進学のひとり暮らし用布団、の場合だと
結婚するまで買い替えないかもしれません。
結婚平均年齢は年々高くなっています。
20代後半まで結婚しないとしたら…10年は使う事になります。
お手頃価格の寝具では持ちません。
ふとんとベッドのサイズ選択・耐久性の高い物だから先を考えて
羽毛布団、ベッドマット、敷き布団などは耐久性が高い物です。
なので、数年後を見越した選択をしておくと
寝具を買い足さなくても良かったり、持っている寝具を流用できたりします。
そんな相談、してみたい方は…