最低気温が20℃半ばですから、夜間も蒸し暑いですね。一般的に気持ち良く眠れる寝室の環境は
- 気温16℃から26℃
- 湿度50%から60%
と言われています。ここ最近の「最低気温が25℃」という状況だと
寝室の窓を全部開け放して、眠るといいかもしれないのですが
梅雨時期は湿度が高いのでもう少し涼しくしないと寝苦しいです。
そもそも、最低気温は一般的には夜中の3時前後に一番気温が下がった時のものですから
それまでの就寝時間は最低気温より高いわけです。もっと暑いですね。
さらに、窓を開け放つと外の騒音が気になるため、
もうエアコンの力を頼った方がいいですね。
エアコンを使って寝ると明け方冷えすぎる
↑って、上の画像は大袈裟ですが…
エアコンをかけて寝ると、明け方冷えるんですよね。
眠りにつく時の気温に合わせてエアコンを設定しちゃうことが
一つの理由としてあると思うのですが、もう一つの理由として
人間の体の仕組みとして、深部体温が一日の内で一番下がるのが
睡眠の後半と言われていて…その時間帯が明け方あたりになる方が多いからなんです。
そこで、当店でおススメしているのが、
「保温力のあるグースの肌掛け布団」か「真綿の肌掛け布団」。
これらの肌布団を眠りにつく時はお腹だけかけて、もしくは何もかけないで、
冷え始めたらしっかり包まれて眠る。これをおススメしています。
グースダウンの羽毛肌掛け布団
↑コチラが保温力のある肌掛け布団。
品名的には羽毛肌掛け布団ですが、
充填羽毛がなんと「グースダウン」なんです。
ウチでは「グースの肌布団」と呼んでいます
「グースダウン」は冬用の羽毛掛け布団に充填される”いい方”の羽毛で…
(お手頃価格の羽毛は「ダックダウン」が充填されています)
一般的には保温力と耐久性が高い高級な羽毛です。
普通、夏用の羽毛肌掛け布団には「ダックダウン」の方が使われます。
その理由は
- なんといってもコスト。グースを使うと高くなる。
- 夏に使う肌布団なんでしょ。保温力なんて要らない→じゃ、ダック入れとこう。
というところです。
最近では1.の理由からダックダウンでも、
品質の低いダウン50%程度の羽毛を薄く(シングルで0.2kgとか)入れて
5千円を切るくらいの価格で販売されています。
あの手の肌布団は、実物を見るとわかるのですが…ペラッペラです。ほぼ生地の厚みです。
あんな感じだったらポリエステルの肌掛け布団やタオルケットでも良いんじゃないかな
…と個人的には思っています。ランクの低い羽毛は臭いもしやすいですし。
何回かここでも紹介しているのでアレですが、
「グースの羽毛肌掛け布団」はハンガリー産のグースダウン90%を0.3㎏充填しています。
実際使うとわかるのですが、羽毛の肌布団にしてはふくらみます。
これが外気温と寝床内を隔てる空気の層、つまり保温力になるわけです。
「グースの羽毛肌掛け布団」シングルサイズで19,800円(税込)です。
気になるかたはご来店して実物を見てください。
真綿の肌掛け布団という選択肢も
真綿の肌掛け布団は、
手引きの真綿(シルク)を充填した肌布団です。
純国産シルクの生産地の項で触れましたが、
昼夜の寒暖差が激しい地域を生きているカイコは
生き残るために気候に対応しています。
シルクの特徴としては、厚みのわりに保温力が強い事と
吸湿発散性に優れている事が挙げられます。
中わたが薄い場合、手引き真綿の保温力は
羽毛や綿、ウール、ポリエステルを上回ります。
(→素材別で保温力を比較した話)
真綿の肌布団は、ランク別で種類があります。
一番お手頃なものでシングルサイズ12,800円。
良かったら見に来てください。