お布団の買い替え時って難しいですね。
各アイテムごとの買い替え目安をご紹介します。お布団って使おうと思えばずっと使えちゃいます。
電化製品なんかはある日突然スイッチが入らなくなって
使えなくなります。買い替え時期は分かりやすい。

でも買い替え時期を過ぎた布団をずっと使っていると
いろいろ生活に支障も出てきます。

その支障が布団からきていると気づけない事もあります。
参考にして下さい。

掛け布団の買い替え目安



掛け布団、特に冬用の掛け布団買い替え目安は
「寒く感じたら買い替え時期」です。あら単純。

また、羽毛でしたら中身が吹き出してきたときです
カバーの中に羽毛がたくさん舞っているようでしたら寿命です。
(→羽毛布団の生地が破れた記事…韻を踏んでしまった)

そもそも掛け布団の役割は”保温”。
寒く感じたら仕事をしていませんね。

時期的な目安としては羽毛布団は10年が寿命の基準。
綿わたの掛け布団は5年で”打ち直し”か”買い替え”です。

しかし高スペックな羽毛布団(高品質なマザーグースダウン)だと
30年使えたよ、という方もおられます。
いい羽毛布団は長期間暖かくつかえます。

”羽毛10年・綿わた5年⁈そのくらいしか使えないの?”
というアナタ。

大丈夫です。
皆さん毛布を足したり、我慢したりして余裕で倍以上の期間つかっています。
でも新しくすると、気持ちいいし暖かく眠れます。
(→掛け布団が寒い時どうする?

買い替え時期を過ぎた保温力の低下した掛け布団で寝ていると
明け方寒くて目が覚めてしまったり、夜中頻繁に起きてしまいます。
良質な睡眠がとれないと次の日がしんどいですよ。

敷き布団・マットの買い替え目安



敷き布団・マットの買い替え目安は
「寝ていて、もしくは寝起きに体が痛く感じたら」です。

敷き寝具の役割は平らで真っ直ぐな床と
人体の体の曲線の間を埋める事。
(→こわれものの輸送と敷き寝具の選び方が似ている記事

長年使った敷き布団やウレタンマットは、厚みとクッション性が失われため
人間の体の曲線を埋めきれなくなり、寝ていて床の硬さを感じるようになります。

こうなると睡眠中の寝返りが増え、眠りが浅くなります。
さらに背中・肩・首・腰が睡眠中や寝起きに痛みます。
床の上で寝ているのと大差ない状態、と考えると想像しやすいと思います。

敷き布団・ウレタンマットの買い替え時期は通常5年程度。
中には長期保証が付いているウレタンマットもありますが、どうでしょうか。

硬く作れば長持ちするかもしれません。
しかし体に合わない硬さのマットを長年使うって辛い事です。

また、長期保証のウレタンマットは
”○○万回の圧縮テストで形状が変化しなかった”という実験を根拠にしています。

しかしウレタンマットの弱点は”湿気”と”紫外線”といわれています。
※実際にウレタン工場で聞いた話です。正直私も意外でした。
湿気と紫外線に対するテストは発売すぐのマットではできてませんから
実際使ってみないと分からないと思います。

これ以外にも長期保証については”そりゃないよ…”
という経験があるのですが、
ここでは言いにくいのでお店で聞いてください。

枕の買い替え目安



枕の買い替え目安は敷き布団・マットと同じで
「首・肩に痛みが出始めたら」これも分かりやすい。

敷き布団・マットと同じで、
後頭部や頸椎弧のすき間を埋めきれなくなったら寿命です。

期間的な目安は5年程度。
経験上パイプの枕はもっと持ちます。

当店でも作っていますがオーダー枕なら再調整ができるため
5年よりも持つかと思います。

ただし枕は側生地が汚れますから(特に男性)
そのくらいで買い替えた方が気持ちいい。

低反発のウレタンの枕は5年くらいで支える力が低下します。
特に頸椎弧の支えがなくなると首肩に強烈なダメージが。

まずは首肩の痛みが使い古した枕にある、
という事に気付かないといけませんが
そんな状態になったら早めに買い替えましょう。

布団・寝具の買い替え目安でした



布団は我慢して使う方も多いので
購入リストの後回しにされがちです。

でも睡眠は人間の3大欲求の一つ。眠らない人はいません。
健康のため、メンタルケアのため、次の日の準備のために
ちゃんとした寝具で良質な睡眠をとってください。

寝具や睡眠の悩みがありましたらご来店してみて下さい。
当店は広島市の老舗寝具専門店です。

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